乾燥した太子参は、適切に扱えば安定しています。逆に、扱いが雑であれば傷みます。ここではバルク乾燥根の保管について、倉庫の条件から庫内の運用までを整理します。

三つの敵:湿気、熱、害虫

保管上の問題は、ほぼ三つの原因に帰着します。第一は湿気です。乾燥根が周囲の湿度を吸えば、次第に硬さを失い、カビが生じることがあります。熱は変色と香気の損失を早めます。昆虫やげっ歯類は、管理の行き届かない倉庫では物理的な混入リスクになります。

倉庫での実務

  • パレット上に置き、外壁から離して床から浮かせる
  • 保管場所は乾燥・通風を保ち、直接の地面接触と湿った隅を避ける
  • においの強い原料とは区分して保管する。乾燥根はにおいを吸着します
  • 結露、袋の損傷、害虫の活動を定期的に点検する

入荷時の梱包点検

内袋が破れず密閉されているか、外袋に損傷がないか、ロット表示が船積書類と一致しているかを確認します。例外があれば入荷時に写真と記録を残してください。梱包を廃棄した後では、クレームの解決が難しくなります。

ローテーションと使用期限

乾燥根は、収穫から定められた期間内に使用するのが望ましい原料です。一律の数値を提示するのではなく、実務的な考え方をとっています。自分のロットの収穫期を把握すること(当社の栽培基地の記録で季節の状況をご確認いただけます)、正しく保管すること、そして古いロットから先に出荷するよう在庫を回すこと。貴市場の書類作成のために正式な使用期限の記載が必要な場合は、特定のロットに対してご請求ください。きちんとした供給元は、一般的な数値ではなく、実際の製品と梱包に基づいて期限を定めます。

供給元には「どこで」だけでなく「いつ」収穫されたかを確認してください。収穫期の情報は、その後の保管と使用期限に関わるすべての判断の基点になります。

当社の供給は防湿対策とロット表示を施して梱包しており、受け取った側での保管判断を収穫期までさかのぼって確認できます。梱包の選択肢についてはバルク梱包ガイドをご参照ください。

出典・参考文献

  • 乾燥生薬原料の標準的な倉庫管理の実務にもとづく。梱包仕様の考え方はバルク梱包ガイドを参照。